ロンドンのアダルトショップまとめ
ロンドンのアダルトなショップまとめ
2024年のお正月、ロンドンのアダルトショップ巡りをしてきました。
ロンドンでアダルトグッズ巡りをしたのは今回が3度目。
せっかくなのでアダルトショップ巡りを記録しておくことにしました。
渡英前にネットで検索してもロンドンのアダルトショップの情報がまとまった記事を見つけることができず、
見つけたと思ったら情報が古くて既にクローズしているショップも多数ありました。
これからロンドンのアダルトショップに行こうとする人のためにも、また次回ロンドンへ行く時のためにも、
2024年12月現在オープンしているショップをまとめておきます。
ロンドンでアダルトショップに行くならソーホー
ロンドンでアダルトなものを買おうと思ったらSOHO(ソーホー)へ。
ロンドンの中心街であり、旅行で訪れる人のほとんどはここにも訪れるはず。
ここソーホーでは複数のアダルトショップをハシゴすることができます。
中でも地下鉄Piccadilly Circus(ピカデリーサーカス)駅から北へ5分歩いたところにある
Brewer Street(ブルーワーストリート)はアダルトショップが集中している通りです。
Brewer Streetのアダルトショップ
この通りはLGBTQフレンドリーなバーやクラブが多いらしいのですが、
人気の飲食店も多いせいかそこそこの人通りがあり、昼間なら女性ひとりで歩いても危なくない印象です。
観光客も多いこの地では、人に紛れてアダルトショップにスッと入店できるのも良いところ。
*ちなみにこの通りのすぐ近くにあるTrident Audio Post(トライデントスタジオ)は、
The BeatlesのHey JudeやDavid BowieのThe Rise and Fall of Ziggy Stardust、
QueenのQueenなどが収録された激アツなスタジオです。
前置きが長くなりましたが、早速Brewer Street周辺のアダルトショップの紹介です。
Google Mapに掲載されているショップばかりなので、ぜひマップを見て確認しつつ読んでみてください。
Simply Pleasure
29-31 Brewer St, London W1F 0RT
Brewer Streetに入ってまず最初に目につくのが、こちらのショップ。入り口は左右に2つあります。
通りからは中が見えない造りになっていて、外壁の広告はまるでB●DY SHOP。
カラフルな潤滑剤ボトルが並ぶ写真を見ても18禁の雰囲気はありません。
*写真は2020年に撮ったもので、この時はキスしている人たちの写真でした。
日本のアダルトショップの多くは女性ひとりでは入りにくい印象ですが、ここは平気です。
ぷらっと入ってぷらっと出ていける感じでした。
あれこれ手に取って眺めていると男性店員さんが声をかけてきました。
「何か探してたり聞きたいことがあったりしたらいつでも聞いてね」と言ってくれたので、
遠慮なくあれこれ質問してお買い物を助けてもらいました。超フレンドリー!
バイブやディルド、セクシー下着などの主に女性向けアイテムのエリアと
SMグッズや男性向けのエリアが分かれているのも、買い物しやすい雰囲気です。
Simply Pleasureの特徴はほとんどの商品が「3 FOR 2」なところ。
海外のスーパーなどではよくあるそうですが、
要するに3つ買えば2つ分の金額になるセールを常にやっているようです。
*潤滑剤などの一部商品はのぞく。
レジの女性店員はめちゃくちゃ不愛想でしたが、それでも質問すれば丁寧に返してくれました。
SOHO’s original adult store
12 Brewer St, London W1F 0SF
Simply Pleasureから徒歩20秒のところにあるのがこちらのショップ。
看板に思いっきり「ADULT STORE☆」と書かれていますが、パッと見は雑貨屋かな?としか思えない外装です。
(よく見ればバイブや拘束具の写真がポップにプリントされたものが窓に貼ってあったりするんですけども)
こちらも入ってウロウロしていると男性店員さんがニコニコ話しかけてくれました。
しかも私がライターだと告げると
「じゃあリサーチしていってください。質問があったら何でも答えるから。写真もいいですよ」と。
本当に何でもかんでも質問に答えてくれてスーパーフレンドリーでした!
ここ数年で流行っているという人外ディルド(想像上の生き物の性器をイメージしたディルド)も揃っています。
「これって本当に流行ってるんですね。サイズも形もすごいけど本当に使えるんですか?」と聞いてみると
「実際にはコレクションしていることの方が多いです。
ポケ〇ンのキャラクターに似せたものもあって人気なんですよ」とのこと。
1階はバイブやディルド、地下がエッチなDVDのフロアと分かれています。
British Adult Store
8 Green’s Ct, London W1F 0HH イギリス
Brewer Streetから脇道に入ったところにある昔ながらのアダルトショップです。
こちらは完全に中が見えないためジャンルも分かりづらく、女性ひとりではかなり入りにくい雰囲気です。
2020年に男性と一緒に入ったのですが、
主にDVDや雑誌がメインで女性用のグッズはほとんどなく、高齢の男性客ばかりでした。
MOOD SEX SHOP
5 Walker’s Ct, London W1F 0BT
こちらも脇道に入ったところにある小さなショップで、女性ひとりで入れるタイプのお店ではありません。
DVDや雑誌、ドール、男性向けの興奮剤(ラッシュ)を取り扱っていて、
SEX CINEMAというDVDを観るブースも併設されているようです。
余談ですが、ロンドンのアダルトショップではほとんどの店舗でラッシュが販売されていますが、
日本での所持や使用は禁止されています。購入しないように気をつけてください。
MOODの一角はGoogle Mapに載っていないアダルトDVD店も数軒あります。
Prowler SOHO
5-7 Brewer St, London W1F 0RF
SOHO’s original adult shopの斜め向かいにあるゲイ向けのお店です。
お買い物目的なしで入るのも冷やかしみたいなので入店しなかったのですが、
以前通った時には男性向けの過激な下着が並んでいるのが見えました。
今は外からは商品が見えないようになっています。
Anne Summers London Wardour Street店
79 Wardour St, London W1D 6QB
Brewer StreetからWardour Streetに突き当たったところを右に曲がるとAnne Summersがあります。
Anne Summersは正確にはランジェリーショップでありアダルトショップではありませんが、
セクシーなランジェリーに紛れてバイブや潤滑剤も並んでいます。
ロンドンの中心エリアだとMarble Arch(マーブルアーチ)やOxford Street(オックスフォードストリート)にも店舗があります。
Old Compton Streetのアダルトショップ
Brewer StreetからOld Compton Streetへ進むと、ゲイ向けアダルトショップが豊富なエリアに入ります。
このエリアでは入店しなかったので、店名だけの紹介です。
Prowler RED
5-7 Brewer St, London W1F 0RF
Clonezone
35 Old Compton St, London W1D 5JX
Regulation
13A Bateman St, London W1D 3AF
Harmony Charing Cross Road
99A Charing Cross Rd, London WC2H 0DP
Old Compton Streetを抜けたところにあるのがこちらのショップ。Oxford Streetにも店舗を持つチェーン店です。
どちらの店舗も1階ではバイブやランジェリー、潤滑剤。地下ではBDSM系のアイテムを取り扱っています。
私はこのCharing Cross Road(チャリングクロスロード)店ではなくOxford Street店の方に行きましたが、
ここのBDSMコーナーのお姉さんは超塩対応でしたね…。
他にお客さんがいなかったのでアイテムの写真を撮っていいか聞いたら無表情で”No.”と一言で返されました。
SOHO中心部のアダルト関連ショップ
SOHOエリアの中心部にもおすすめのショップがあります。
Agent Provocateur
6 Broadwick St, London W1F 8HL
こちらは高級ランジェリーショップなのですが、
数年前に発売されたオリジナルのセックストイがひたすら可愛いです。
The Jitterbug、The Rumba、The Salsa、The Cha-Cha-Cha、The Two-Step、
The Bunny-Hopとダンスの名前がつけられたトイは、ライトピンクとブラックの2色展開。
しっとりすべすべのボディは高級感もあり、プレゼントに購入する人も多いとか。
どうやらアダルト業界世界最大手のLove Honeyグループとのコラボのようですね。
現在はAgent ProvocateurのHPからトイのページがなくなっており、
アクセサリーのページに3アイテム残っているだけなので、店舗で購入できるかどうかは不明です。
ランジェリーも素敵でショップ店員さんもとても親切なので、次はゆっくりランジェリーを見に行きたいです。
Scribbler Store with Kiosk
104 Wardour St, London W1F 0TP
Anne SummersをWardour Street沿いに北へ進んだところにあるScribblerもおすすめです。
こちらはアダルトショップではなくカードの専門店なのですが、下ネタが書かれたカードが豊富です。
ちょっとしたジョークグッズも揃っていて、私は体位の絵が載った靴下を友人へのお土産に買いました。
Covent Gardenエリアのアダルト関連ショップ
SOHOのお隣のCovent Garden(コヴェントガーデン)も大好きなエリアです。
おしゃれなアパレルショップや飲食店が立ち並ぶこのエリアにもセクシーなお店が点在しています。
Liberation The Flagship store for Libidex
49 Shelton St, London WC2H 9HE
こちらはフェティッシュファッションやBDSMグッズのお店です。
私とは縁がないのか一度目はギリギリで閉店時間を過ぎていて、
二度目は店員さんが一時的に不在になっており、入店できませんでした。
Honey Brigitte
56 Long Acre, London WC2E 9JL
Honey Brigitteはオーストラリアのランジェリーブランドです。
派手なレースのランジェリーやボンデージ風のランジェリーにまぎれて
オリジナルのアダルトグッズや潤滑剤、マッサージオイルなどが並んでいます。
伝説のCoco de Mer
Covent Gardenといえば、以前ここにはCoco de Merという素敵なランジェリーブティックがありました。
Coco de Merは高級ランジェリーブランドなのですが、店内はフェティッシュな雰囲気で満ち溢れていて、真っ赤な壁が印象的でした。
オリジナルのトイやラグジュアリーなSMグッズがずらりと並び、見ているだけでじんわりと汗が滲み出ます。
重厚感のある試着室でランジェリーの試着をしていると、
バチバチにメイクがキマッた美女がやってきてサイズのチェックをしてくれるのも最高。
思わずあれもこれも「買います!」と言ってしまい、諭吉が何枚も出ていったものです。
Covent Gardenにあったブティックはコロナ中に惜しまれながらクローズ。
今年、Knightsbridgeで新たに店舗がオープンしたそうです。
Google Mapで新店舗の外観を見た感じでは、Covent Gardenのブティックのような重厚感や
フェティッシュな雰囲気は薄くなっているような感じはします。
(GoogleMapに載っている写真はほとんどが旧店舗のもの。
外装が茶色なのはCovent Gardenの旧店舗。新店舗の外装は白のようです。)
有名デパートのハロッズからも徒歩で10分以内。高級住宅街のようですね。
Coco de Mer
24A Motcomb St, London SW1X 9EX イギリス
ロンドンのおもしろいミュージアム
ロンドンにはたくさんの美術館や博物館があり、ほとんどは無料で入場することができます。
中でも群を抜いてユニークなミュージアムがここ。
Vagina Museum
Museum 275, Vagina, 276 Poyser St, London E2 9RF
2020年1月に訪れた際にはCamden Market(カムデンマーケット)の中にあったのですが、
コロナ禍に資金不足によりクローズ。
その後イーストロンドンにあるBethnal Green(ベスナルグリーン)
という街で新たにオープンしました。
2024年1月にロンドンに訪れた際に行く予定でしたが、発熱で行けず……残念。
Vagina Museumでは期間ごとに展示内容が変わり、私が2020年1月に訪れた際には
「Muff Busters: Vagina Myths and How To Fight Them」という、
女性器にまつわる間違った噂についてパネルが展示されていました。
HP内にはそのとき展示されていたパネルの記録が残されています。
女性の性に関する書籍や小物も販売しており、お土産にもぴったり。
入場は無料で予約も不要ですが、オンラインで予約することもできます。
2024年現在、HPによるとオープンしているのは水~日の10am-6pmだそうです。
行かれる際にはHPから確認しておいた方がよさそうですね。
クローズしてしまったショップ
Sh!
1992年にHoxton(ホクストン)でオープンした、UK初の女性向けセックスショップであり
UK初のブティックスタイルのエロティックショップです。
オリジナルのトイは勿論、ワギニスムス(腟周辺の筋肉が過剰に緊張収縮して性交障害になる)に
悩む人向けに世界初のシリコン製のダイレーターキットを作ったり、
オーガズムやBDSMなどのワークショップを開催したりと、
セックスショップの枠を超えた活動をしていました。
私は2019年に訪れたのですが、広々としたショップ内にはたくさんのバイブ、
種類豊富な潤滑剤、BDSMグッズなどがおしゃれに陳列されており、
女性スタッフとおしゃべりしながら気軽にお買い物をすることができました。
下の写真に写っているのは店内の一部で、他にも大きな潤滑剤コーナー、
書籍コーナー、BDSMグッズコーナーがありました。
この写真の左下に見えるのはTENGA EGGです。「裏返して電マにつけるといいよ~」と。
この有名な裏技やってるのは日本だけかと思ったら、海を渡ってました笑。
カウンターのガラスケースの中には世界初の電動バイブレーターが展示されていて、
貴重なものを生で見れたことにも感激。
Sh!の実店舗は残念ながらコロナ中に閉店してしまいました。
現在はオンラインショップとShush LIFEというオンラインのセミナーで
女性の性生活をサポートし続けています。
またいつか店舗が再開した際には取材に行きたいです!
まとめ
ロンドンのアダルトショップは、日本のアダルトショップと比べて
女性一人でも入店しやすいお店が多いと感じました。
そして、スタッフもとてもフレンドリー。
アダルトショップに限らず、ランジェリーショップにもラブグッズコーナーが
当たり前に設けられているのも新鮮でした。
日本でも通販サイトではセクシャルヘルス用品として取り扱う会社も増えてきていますが、
店頭で下着と一緒にさりげなく買えるのは羨ましいですよね。
また数年以内にはロンドンへ行くことになりそうなので、その時にはこれらのショップがどのように変わっているか、
新しいショップがオープンしているのかチェックしてみようと思います。
2022年9月に初の所著『新しいセックス』(扶桑社新書)が
発売になりました。
電子書籍もあるのでスマホやパソコンでも読めます。
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